黒い髪の「リトル・ダンサー」
2006-07-09


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怒涛の香港2泊3日ツアーの報告はさておき、まずはロンドン観劇ツアーのことでも。

イギリスで観た舞台は、ロンドンでのミュージカルが
「オペラ座の怪人」
「リトル・ダンサー(Billy Elliot)」
「ショウボート」。

ストレートプレイが
「Hay Fever」 (ジュディ・デンチ主演)
「Embers」(ジェレミー・アイアンズ主演)
そして、ストラトフォード・アポン・エイボンのロイヤル・シェイクスピア・シアターで蜷川幸雄演出の「タイタス・アンドロニカス」。

どれも面白かったのだが、印象的なのは「リトル・ダンサー(Billy Elliot)」で主人公のビリー少年をアジア系(両親は香港出身らしい)の男の子が演じていたこと。
ミュージカル化された『リトル・ダンサー』は映画版とほぼ同じストーリーで、イギリスの炭鉱町でバレエ・ダンサーを目指す少年ビリーが主人公。炭鉱夫の父をはじめ周囲の誰もロンドンに行ったことがないほどの田舎で、もちろんビリーがアジア系なわけはないのだが、このビリーを演じている子がとにかくダンスも唄もうまくて、そのうえかわいい。「あれ、ビリーって黒髪だっけ?」なんて思うのは最初の数分だけで、彼の演技とダンスに圧倒されてしまう。

労働時間の問題で、ビリーは5人の子役が交替で演じており、他の子の実力はわからないが、この子のダンスのうまさは半端じゃない。と思ったら、実際に物語のビリー同様、ロイヤル・バレエ団の研修生だそう。物語と現実がリンクして、ぐっときてしまいました。もちろん、他の子が演じてるビリーでも面白いはずなので、もしこれからロンドンに行く予定のある方、ぜひ観にいってみてくださいな。
[旅]

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